福祉の職種と資格と職場の関係
複雑な関係
福祉の仕事は複雑である。
なぜならたくさんの職種(職名)と資格と職場があり、それらが複雑な関係にあるからである。
同じ資格でも通用する職場はいくつもあるし、職場によって職種(職名)が変わる場合がある。
また、同じ職種でも職場によって仕事の内容が違ったりもする。
たとえば、いま話題の「介護福祉士」という『資格』をもつ人は、「特別養護老人ホーム」や「身体障害者療護施設」などの『職場』で「寮母」という『職種』にもつくが、
在宅福祉サービス分野の『職場』では「ホームヘルパー」という『職種』にもつく。
また、「児童指導員」という『職種』は「養護施設」という『職場』にも「重症心身障害児施設」という『職場』にもあるが、その仕事の内容はかなり異なる。
前者は保護者のいない子どもの「親代わり」になって学習面も含めて生活指導をする仕事であり、
後者は重度の障害児に対して、介護をはじめ生活の援助をする仕事である。
こうした関係のなかでわかりやすいのが資格と職種(職名)と仕事の内容が一致しているものである。
福祉の仕事として需要が多い「理学療法士」や「作業療法士」などがこれにあたる。
仕事をする職場はいろいろだが、「理学療法士」という名称は、国家資格名であり、同時に職種名でもあり、病院でも施設でも理学療法士がおこなっている仕事の内容は基本的には同じである。
「栄養士」や「看護婦」についても同じことが言える。
このようにあらゆる資格と職種が等しい関係にあって、その職務内容の範囲も決まっていれば、福祉の仕事ももっとわかりやすいのだが、残念ながらいまのところそうなっていはいない。
というのは、介護福祉士や社会福祉士という国家資格が誕生したのが1987年であることからもわかるように、まだまだ福祉の仕事には「発展途上の領域」が多いからである。
新たな種類の施設やサービス機関が誕生すると同時に、仕事の専門性への要求もこれからますます高まりそうだ。
当然、新たな資格が生まれたり、従来からある資格が見直されたり、また、専門的な仕事のなかには資格化を求める動きもある。
お気に入りのブックマーク・RSSに登録 »
関連記事
サイトマップカテゴリー:福祉の仕事選び
トラックバック(0)
http://blog.shigoto-shikaku.com/mt/mt-tb.cgi/4245

