養護施設
どんな職場か
児童福祉法にもとづく児童福祉施設の一つ。
親や保護者のいない子ども(ただし乳児はのぞく)や虐待されている子ども、そのほかさまざまな理由で環境上保護を必要とする子どもが生活する施設。
児童福祉法以前は「孤児院」がこの役割を果たしていた。
養護施設で暮らす児童にとっては、施設が自宅であり、指導にあたる者は保護者の代わりとして、生活から、学習、進学、あるいは金銭的な問題まで指導や相談にあたる。
入所の理由をみると、離婚や放任など家庭の機能の低下により、親がいても養育できないケースが目立つ傾向にある。
また、不登校に代表されるような情緒障害的な問題や非行、さらには障害をもつ子どもも入所するようになり、施設は家庭の代替機能以上のものを求められている。
入所する子どもの年齢は小学校高学年から中学生以上といった年長児童の割合が多くなっているため、中卒で就職する子どもへの措置継続や高校進学促進のための施策がとられている。
また、1995年度からは入所する子どもが抱えている問題の背景にある親子関係を調整し、子どもの家庭復帰を促進する事業が始まった。
求められる職場(どんな職種があるか)
児童指導員、保母、看護婦、栄養士、調理員、事務員など。
社会のなかでの位置づけ
貧困家庭や保護者がいないことなどから生ずる「純粋養護」の子どもの数が減少したことや出生率の低下で、全国の養護施設の数や入所児童数は減少傾向にある。
これにともなう施設の定員割れは養護施設の経営を圧迫、さらに職員に求められる能力も多岐にわたっている。
現在で、全国に528ヶ所あり、合計11,970人の職員が働いている。
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