老人保健施設
どんな職場か
病気の治療が一応終わった高齢者のために、家庭に復帰できるまでの橋渡し的な役割として、リハビリなど必要なサービスを提供する施設。
1986年の老人保健法の改正により新たに創設され、その後各地に広まった。
入所の対象となるのは、病状が安定期にあり、入院して治療するほどではないが、リハビリテーションや看護・介護を必要とする寝たきりや痴呆の状態にある高齢者。
設置・運営主体は医療法人や市町村で、利用者は各施設と契約をする。
具体的なサービスとしては、リハビリテーション、日常生活動作訓練、入浴サービス、投薬、体位交換をはじめ理髪や娯楽の企画、実施など。
医療的なケアと日常生活でのサービスを合わせもった点で中間施設といわれる。
求められる職種(どんな職種があるか)
看護婦、寮母、医療ソーシャルワーカー、理学療法士、作業療法士、栄養士、調理員など。
社会のなかでの位置づけ高齢化社会の進行で高齢者への福祉・医療の需要はますます高くなっている。
つまり、高齢者の障害に関しては医療と福祉の両方の面からケアをする必要がある。
しかし、病状が安定して長引く傾向のある高齢者のなかには、在宅でのケアが難しく、社会的入院をする人も増えてきた。
また、適切なリハビリなどを施すことのないままに家族のケアに任されていた人も多かった。
こうした状況を変えるため老人保健施設が生まれた。
そして、ここでの療養やリハビリにより、家庭での生活機能を回復させることを目指した。
しかし、実際は老人保健施設内での長期滞在や、老人保健施設の後に特別養護老人ホームに移るといったケースが目立ち、施設ケアの能力や質が問われてきた。
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